二度寝回避バトル(毎朝開催)
私は起きるのが苦手です。朝早く起きるのはもちろんのこと、遅くても時間通りに起きるのが苦手です。今でこそ寝坊はありませんが、一時期はまぁひどかったです。割と社会的信用を失うレベルでした。
「起きるのが苦手」といったとき、おそらく2種類のタイプが存在すると思われます。1つは、単純に起きれない人。目覚ましが鳴っていても気が付かないとか、止めた次の瞬間寝てしまうとか。このタイプは目覚ましの音を大きくするとか、目覚まし自体を物理的に遠ざけるなどで対応できると思います。
もう1つは、起きれはするけど二度寝してしまう人。目覚ましで一度は起きることができても、すぐ寝てしまう。このタイプは目覚まし自体を物理的に遠ざけるだけでは無意味で、目覚ましを止めたあと、その足でベッドに戻り、また寝てしまいます。ベッドがなければ椅子やソファでもよくて、とにかくまた寝られる場所で寝てしまいます。
私の場合、両タイプに該当しますが、特に2番目の問題が大きいです。
ベッドや椅子に向かわなければいいだろうと思うかもしれませんが、これがほぼ無意識レベルでベッドに戻ってしまうのです。まるで日常のルーティンに組み込まれたように、目覚ましを止めたらベッドに戻るという動作がほぼオートで実行されます。そして二度寝して遅刻したり、一日の大半を寝て過ごすはめになるのです。
正直、この睡眠欲という本能に抗うのは意志の力だけでは足りなくて、なんらかの物理的な要素を差し込む必要があります。誰かと一緒に住んでいるなら人に起こしてもらうとか。私の場合、「警告表示」を物理的に作成して目覚ましの近くに貼っていました。今はないですが、おおむね次のようなことが書かれていました。
【警告】
ベッドに戻るな!
カーテンを開けて日の光を浴びよう
そのまま洗面台に向かって顔を洗おう
コップ一杯の水を飲もう
服を着替えよう
とにかくベッドに戻るな!
最初はA4用紙に書いて壁に貼っていましたが、より意識できるようにメモ帳に書いて目覚まし自体に貼るようにしました。止めるときに必ず目に入るように。
そのおかげか、今ではベッドに戻ることは回避できるようになりました。ただ、さっき言った通りベッドがなければ椅子でもいいわけです。なので、椅子の上に「警告標識」を置いて座れないようにしています。
朝起きた直後の自分は、寝る前の自分とはまったく別の人間なので、いくら前日に「明日は絶対起きるぞ!」なんて決意しても無意味なんです。別の人間だから。なので、こういう風に表示や標識を使って、外部からコントロールする必要があるわけです。
今のところうまくいっていますが、最後には床で寝るようになるんじゃないかという不安もあります。せめてそれだけはやめてほしい、明日の自分よ。
補遺: 睡眠外来には行きましたが、寝不足だからちゃんと寝なさいということで終わりました。1日8時間睡眠時間を確保すれば簡単なことですね!