デレマスxRライブ「Pop'n ToyBox!!」を観た(池袋晶葉ちゃんスペシャル)
前置き
2026年8月13日から16日の期間でShibuya LOVEZで開催されたデレマスのライブ「Pop’n ToyBox!!」(以下、トイボ)を鑑賞しました。現地参加ではなく配信です。
開催からもう1か月以上経っている今更感想を書くのかよと思われるかもしれませんが、私にとってこのライブは特別で、観終わった後、アーカイブ視聴期間、そしてそれが終わってからもトイボに囚われ続けており、なかなか感想を書くにまでに至らなかったのです。
しかし、これじゃいかんということでシルバーウィークのタイミングを使って書くに至っています。だいぶ大げさな話だな。
このライブの何が「特別」か? それは、このライブは 池袋晶葉ちゃんが作り上げたライブ だということです。
今回のライブは、ライブの前日譚(そして後日談も)として特別なノベルが用意されました。その名も 「池袋晶葉とウサちゃんロボはオモチャ箱の夢を見る」 です。
このノベルで、池袋晶葉ちゃんはプロデューサーの代理として「トイボ」の制作総指揮をすることになります。マジで?
そもそも池袋晶葉ちゃんが主人公というだけでも驚きなのに、その池袋晶葉ちゃんがプロデューサーの代理としてライブをプロデュースする? そんなことがあるんですか。あることを許してくださるんですか。神よ。
池袋晶葉ちゃんは190人いるシンデレラガールズの中のひとりですが、今まで特別フィーチャーされたことはありませんでした。まずボイス未実装という時点で各種イベントへの露出もほとんどないし、大きなコラボに抜擢されるということもありませんでした。「たべるんごのうた」のようなネットミームになることもなかったと思います。
強いていうなら「ウサちゃんロボ」というロボットの制作者という点では有名だったかもしれませんが、ウサちゃんロボはどちらかというとウサミンこと安部菜々さんと紐づけられることの方が多いかもしれません。
ちなみに、ウサちゃんロボは 本人を差し置いて キット化もしました。
そんな池袋晶葉ちゃんがまさかまさかの大抜擢ですよ。発表当時は現実とは思えませんでした。正直、今でも現実だったのかよくわかりません。それくらい本来「ありえない」ことだったんです。
いや、あの池袋晶葉ちゃんが……。(まだ言ってる)
感想
そんなトイボを観たわけですが、まず感想としては……素晴らしかったです。内容、演出、セットリスト、どれもパーフェクトでした。これらもすべて池袋晶葉ちゃんが考えたんだよな……と思うとなおのこと完璧だと思わざるをえません。もちろんメタ的にいえば”そういう体“なわけですが、それでもそうとしか思えない説得力がありました。
この部分は後に配信された スタッフ振り返りトーク でも語られていましたね。“池袋晶葉”だったからこそ実現できたという。その通りだと思います。
すべての曲を振り返ると一生終わらない気がするので、池袋晶葉ちゃん登場シーンを中心に振り返りたいと思います。
まず最初に触れておくと、ライブでの池袋晶葉ちゃんの登場シーンは少なかったです。ちょっと少ないかな? とかではなく、極端に少なかったと思います。この点については色々物議はあるでしょうが、ノベルでは主人公としてピックアップされた点、そして、ライブの制作総指揮という”設定”からバランスを調整した結果なのだと思います。
もちろん、ステージ上で踊る池袋晶葉ちゃんをもっと見たかったというのはありますが、何度も言うように、そもそもこの状況自体が奇跡すぎてそれどころではなかったというのが正直な感想です。
まず、最初のオーバーチュアとして”AKIHAロボット研究所に設置されたゲートをくぐる”という内容の映像が流れます。これも、前述のノベルを読んでいると「これがあの!」となる演出でした。
観客はこのゲートをくぐってライブに参加しているという設定です。このゲートは入った人を別物に変化させるという池袋晶葉ちゃん制作の発明品(ヤバすぎる)で、各公演ごとに変化するモノが違いました。 夕方公演は”おもちゃ”、昼公演は”子ども”、夜公演は”プロデューサー”(“人形”たちを見定めるプロデューサー)に変化していました。主にMCでその要素が拾われていました。
特に夜公演で観客を”プロデューサー”に変化させることで、アイドルから観客に対して”プロデューサー呼び”させたのはうまいなと思いました。xRライブの世界では、本来のプロデューサーはステージ裏とか舞台袖とかにいるはずですからね。
以下、池袋晶葉ちゃん登場シーンの抜粋です。
ギョーてん!しーわーるど!
歌ったのは浅利七海ちゃん、市原仁奈ちゃん、龍崎薫ちゃん。4人目として舞台袖から踊りながら池袋晶葉ちゃんが登場したとき、観客席からも歓声が上がっていました。私も上げました。
池袋晶葉ちゃんが動いてるぞ! もうこの時点で感動です。ちゃんとツルのない眼鏡も再現されていました。
そういえばトイボの3Dモデルは前回の デレフェス よりも洗練されている印象を受けました。デレフェスはまだデレステ的なゲームモデルっぽさがありましたが、今回はxRライブに特化した高クオリティモデルという感じ。
今回もアイドルごとの踊り方に特長が出ていてよかったです。龍崎薫ちゃんは元気いっぱいで動きが大きく、同じ子ども組でも佐城雪美ちゃんは大人しめだったり。
池袋晶葉ちゃんは……動きが硬い! まるでロボットのようにカクカク動く振りが多くておもわずニヤリとしてしまいました。でもこれは原作通りで、池袋晶葉ちゃんはダンスをするとロボットぽくなってしまうのです。ちゃんと再現されていますね。
ちなみに、昼公演の「ギョーてん!しーわーるど!」終了時、池袋晶葉ちゃんにだけピンスポットライトが当たり、何かスイッチを押すようなしぐさをしてから退場するという演出がありました。その時の池袋晶葉ちゃんのニヤリ顔が良い。
もしも「カワイイ」が世界からなくなっても
歌ったのは佐藤心ことしゅがーはぁと。
この曲はトイボにおける 革命 で、曲の一部(とっきゅーのぞみ♪の部分)をループすることで全メンバーの紹介 & コールの時間を作ることに成功しています。ずっと歌いっぱなしのはぁとは大変だったろうと思いますが、そこはさすがプロです。
池袋晶葉ちゃんもこの”とっきゅーのぞみコーナー”に浅利七海ちゃんと共に登場しました。そしてこのシーンは公式の切り抜き動画としてもアップされているので是非ご覧ください。
ラジオ体操第一
昼公演の一番最初の曲はなんとラジオ体操。イントロが流れたところで会場からも困惑の笑い声が上がっていました。そういやデレマスにはラジオ体操の音源があったんだった。
メンバーは昼公演の子ども組全員。もちろん池袋晶葉ちゃんもいます。
想像通り、池袋晶葉ちゃんは体硬めでした。逆に市原仁奈ちゃん、龍崎薫ちゃんらはめちゃくちゃ柔らかかったです。細かいなぁ。
みんなのきもち
「みんなのきもち」は夕方公演と昼公演で2回披露されましたが、池袋晶葉ちゃんが登場したのは昼公演でした。
池袋晶葉ちゃんはどのシーンでも端の方に位置していたので、カメラに写り込む機会が少なくて残念でした。配信だと奥行きのある映像を見ることができる一方、こういうときは現場参戦の方がメリットありますね。
あと、夕方公演では市原仁奈ちゃんソロでの披露となり、バックダンサーとして動く動物たちが登場したのですが、この動物たち、みんな踊るんです。大きさからして人が入っているとは思えないので、おそらく池袋晶葉ちゃん制作のロボットなんじゃないかと思っています。
または、例のゲートをくぐって動物のぬいぐるみになった他のメンバーが踊っているという説もあるそうな。
昼公演終わりの挨拶
池袋晶葉ちゃんのステージ上での登場シーンはこれが最後です。いや、少ないな! 冒頭で少ないと言いましたが、改めて見てみると本当に少なかったです。
挨拶が終わった後は舞台袖にはけるまで各々ファンサタイム。細かいのは、他のみんなはマイク付きイヤモニを付けているけど、池袋晶葉ちゃんのみマイクなしイヤモニを付けているということ。つまり、池袋晶葉ちゃんも他のみんなと同様に観客に向けて別れの言葉を言っているけど、マイクがそれを拾っていないだけということになっていました。いやー、マイク付けてくれていいんですよ?
トイボノベルを読んでいても思いましたが、こうして色々なアイドルと触れ合う池袋晶葉ちゃんを見ていると、本当にいい環境・いい仲間に巡り合えたなぁと実感します。(しみじみ)
VTR出演
さて、池袋晶葉ちゃんのステージ上での出演は以上ですが、彼女には特別に「VTR出演」という枠が用意されていました。
各公演ごとの出演メンバーが発表された当時から、この「VTR出演」がどういうものなのかちょっとした議論になっていましたが、その正体は公演エンディング前の特別映像でした。
内容は、池袋晶葉ちゃんがライブの前日に今までの過程を振り返るというもの。
プロデューサーの代行をしつつ、ライブの企画、発明、そしてレッスンの日々。厳しい事態の連続だったが、仲間たちのおかげでここまでたどり着くことができたということ。
どんなステージにするか、どんな自分を見せたいかをみんなで話し合ったということ。
みんながやりたいこと、あなた(=ファンでありプロデューサー)が望むこと、全部叶えたい。それにはどんな時間がかかろうとも絶対に諦めないということ。
泣いた。
立派すぎるよ池袋晶葉ちゃん。まだ14歳だというのに……え! 池袋晶葉14歳?!(情緒不安定)
映像が終わった瞬間、会場には歓声と大きな拍手が鳴り響きました。私も画面の前で拍手しました。何か叫んでたかもしれません。
エンディング
そして特別映像の後、エンディングのスタッフロールが始まりました。そこには……。
泣いた。
本当にこのライブの制作を総指揮していたんだね。ライブ終了後に公開されたトイボノベルのエクストラ編では、出演するメンバーにイヤモニ越しに指示まで出していたことが語られ、本当の本当にすべてをやっていたんだなぁと。本当にお疲れ様でした。
エンディングが終わって客電がついたあと、観客席からは自然と”晶葉コール”が巻き起こっていました。私も同じ気持ちだよ、みんな。
おわりに
今回のxRライブは、池袋晶葉ちゃん含めたボイス未実装メンバーと実装済みメンバーとの混合ライブでした。まさにxRだからこそできるライブでしたね。
そして、ボイス未実装メンバーにもフォーカスを当てることができる絶好の機会ともなりました。
次回のデレマスのxRライブは、現在公表されているメンバーは全員ボイス実装済みなので、今回のような形式のライブが再びあるかどうかはまだわかりません。でも、シンデレラガールズには190人のアイドルがいて、うちボイス未実装のアイドルは91人もいます。是非ともまたボイスの有無の垣根を超えたxRライブをやってほしいと強く願っています。